病院薬剤師

病院薬剤師コミュニケーションのコツ3選

病棟業務のコツ3選
ひなちゃん

やっと病棟デビューだ!

でも、病棟は看護師さんがたくさんいて、忙しいイメージ。
病棟業務をする上で円滑にコミュニケーションをとれるか心配だな。

薬剤師はる

新しい病棟に行くときや、初めて病棟に上がる時は不安が多いですよね。
忙しい病棟だと、相手にされないかも・・と不安になる気持ち、私もそうだったのでわかります。

ひなちゃん

病棟に上がっている先輩は看護師さん達と仲良さそうで、
仕事も早くてすごいな。

病院薬剤師として病棟業務で病院薬剤管理指導を行っていました。
入退院など忙しい時間も何とか他職種と協力してやってこれた経験から、
やってよかった事を上げていきます。

この記事を読むとわかること
  • 病院薬剤師が病棟業務を上手に進める方法
  • 病棟薬剤師のコミュニケーションのコツ

病棟業務を効率よく行うには、コミュニケーションが必要

仲良しこよしの職場なんて・・と批判が来るかもしれませんが、
薬剤師の病棟業務の一番の課題はエラーの防止業務効率化です。

偉い人

1日中どう動いてもいいよ。
病棟業務をそつなくこなして、算定取れればね!

自由度が高い分、業務が終わらないのも自己責任です。
さあ、自由度を維持する為、そつなくこなしてしまいましょう!

薬剤師はる

攻略してしまえば、とっても楽しい病棟業務が待っていますよ♪

病棟におけるエラーの防止

人間はミスをする生き物です。
とはいえ、ミスを減らす為の対策は必要です。

コミュニケーションがミスを減らす
  1. 適度な声掛けによる思い込みの防止
  2. 円滑な連絡により業務効率化

適度な声掛けによる思い込みの防止

医療現場におけるミスは思い込みによるものが多いです。
一度思い込むと、間違いを見つける事が困難になる為、複数の目で確認することが重要です。

他職種とやりとりする上で、伝達する際に再度確認し合うことで、ミスを未然に防ぐことができます。

円滑な連絡により業務効率化

情報共有のスピードが速くなると、時間に余裕ができます。
余裕があることで落ち着いて仕事ができ、慌てて発生しやすいミスを未然に防ぐことができます。

病棟における業務効率化

業務効率化を考える上で大事なこと
  1. 優先順位をつけて仕事をする
  2. 時間配分を決める
  3. イレギュラーを想定する

この中でポイントは③です。
医療の現場ではイレギュラーが起こるのは当たり前です。
常に想定しておきましょう。

イレギュラーの対応をする時に、
円滑な情報共有ができると、業務の優先順位の調整がしやすくなります。

病院薬剤師に必要なコミュニケーション能力の程度は?

ひなちゃん

ところで、コミュ力とかよく言われるけれど、
どの程度話せればいいの?

別に、毎週飲むような関係になる必要はありません。
仕事がしっかりと遂行でき、それが最大限の効率化なら全然問題なし!

通りすがりに、「こんなことがあってね、薬の事でちょっと聞きたいんだけど・・」と相談されるくらいの距離感がいいですね。

このレベルのコミュニケーションが取れれば、病棟業務はもう円滑に進められます。
病棟業務の効率次第で、帰宅時間(残業時間)もだいぶ変わるので、攻略してしまいましょう。

コミュニケーションのコツ3選

コミュニケーションのコツ3選
  1. 笑顔であいさつをする
  2. ギブアンドテイク(相手の立場になって考える)
  3. 他職種を尊重する

笑顔であいさつをする

初めてあった人に最初から打ち解けられる人はまれでしょう。
まずは対人関係の基本!
騙されたと思って病棟にあがるたびに大きな声で挨拶をしましょう。

ギブアンドテイク(相手の立場になって考える)

自分にとって些細なことでも、
他人から喜ばれた経験がある人もいるのではないでしょうか。

何かのついでに看護師の仕事を手伝う事もいい案ですね。

薬剤師はる

自分たちの仕事もあるので、何でもかんでも
負担になるものを手当たり次第にやれとは言いません。

それで病院薬剤師が遅くまで帰ることができないのも
悲しいことですから。

これについては病院によってどこまで看護師がして、
どこから薬剤師がするといった仕事内容の割り振りが大きく異なる為、

病棟業務を行う薬剤師の先輩にも相談してみましょう。

他職種を尊重する

病院で一番入院患者と接する時間が長いのは看護師さんです。
患者の状態の変化をすばやく察知するスキル、
患者の不安な点についてコミュニケーション能力でうまく聞き出すスキル等、
多くのものを持っています。

信頼関係を築くことで、私たちの本来の目的である適切な医療を様々な角度から提供できるはずです。

こんな気持ちで病棟にあがろう

目的を考えて行動しましょう。
病院薬剤師は何をしたくて病棟に上がるのか。
つきつめると、患者のために。

医療を提供する上で、目の前の患者の為に自分にできることを最大限にするということ。
その時に薬剤師に求められることは、
薬学的な知識であったり、適切な服薬管理であったり。

何かを成し遂げるにはひとりではなかなか難しく、
何かを成し遂げたときには必ず誰かの協力があったりするもの。

何かをしてもらえないと悲しくなるなら、まずこちらから差し出しましょう。

病棟薬剤師のコミュニケーションまとめ

病棟業務でコミュニケーションが必要な理由
  • 薬剤師の病棟業務の一番の課題はエラーの防止と業務効率化
  • どちらにも円滑なコミュニケーションが必要

病棟業務におけるコミュニケーションのコツ3選
  • 笑顔で挨拶をする
  • ギブアンドテイク(相手の立場になって考える)
  • 他職種を尊重する
薬剤師はる

マインド面では、
「病棟業務はチーム作業」

と考えていければ必ず良い方向へ向かいます。
みなさんの楽しい病院薬剤師ライフを応援しています。