病院薬剤師

病院薬剤師と薬局薬剤師を経験した上で、新卒に戻るならどっちを選ぶか?

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ひなちゃん

新卒での進路めちゃくちゃ大事じゃないですか。
でも、だれにどう相談すればいいかもわからないし、身近に頼れる薬剤師もいないから。

薬剤師はる

確かに大事ですね!
ぜひ、そのような方に読んで欲しく、
病院も薬局も経験した、私の立場から書いていきます。

病院薬剤師を選ぶ理由

新卒で病院薬剤師をおすすめする理由
  1. 臨床を学べる
  2. 認定資格を取りやすい
  3. 価値観の合う同期が見つかる可能性が高い
  4. モチベーションを保ちやすい
  5. 処方元となる病院の内情を知ることができる
  6. 医師との距離感が近い

臨床を学べる

入院時から退院時までの経過がわかる

カルテ上または回診等で、治療の方針や処方意図を知ることができます。
処方意図を知ることで、適切な服薬指導が可能に。

院内共通のカルテ

アレルギー歴や副作用歴の共有が迅速にできる。
また、CT画像やX線の画像を実臨床と同時に見ることができ、副作用の早期発見に貢献できる場合も。

入職時の主な志望動機

長々と書かれている書籍から学ぶだけでなく、実際の現場でどのように薬剤師の知識が活かされるのか?
実際の需要はどうなのか?本当に求められているのか?
病院実習だけでなく、自分の目でみて経験したいと考えたので。

認定資格を取りやすい

認定資格には専門医がいる医療機関に所属していることが条件となっている場合が多数あります。
(糖尿病指導療養士や腎臓病薬物療法認定薬剤師など)
また、入院患者の経過を追う上で様々な症例に触れることができます。
(薬局でありがちな“症例がいない”という状況になりにくい)

価値観の合う同期が見つかる可能性が高い

仕事にそんなもん求めてるんじゃないよ!と真面目な人から叱られそうですが・・・。
意外と大事ですよ。ある意味危機管理です。
母数が多ければ、価値観が合わない人もいるかもしれないけど、合う人もいるので(^^)
一般的に、薬局より病院の方が関わる人数が多いので
ある程度母数が多い確率が高い病院を選びました(´ω`)♡

モチベーションを保ちやすい

病院薬剤師の仕事は多岐に渡ります。
内服薬の調剤に加え、インスリンの導入や抗がん剤の混注、無菌製剤の混注など。
病院薬剤師は飽きることはほとんどないといえるでしょう。
(実際に、新卒から調剤薬局勤務でモチベーションを保てなくなってしまったと困っている知人がいます。)

病院の中の様子を知ることができる

病院における処方箋の発行までの流れを知る

もし将来調剤薬局で働く予定でも、医師をはじめ看護師など医療スタッフの忙しさを把握しているだけでも配慮した疑義照会が可能になるでしょう。

医師の性格や得意分野を知ることができる

医師の情報がわかることで、より円滑にコミュニケーションを取ることが可能に。
処方提案への第一歩と考えます。

医師との距離が近い

薬局では目に見えない医師に対する疑義照会。
一方病院では、対面で医師と会話をすることができる為、誤解が生じにくい。
さらに、物理的距離が近づく分多職種の連携が行いやすいというメリットもあります。

新卒で病院薬剤師をおすすめする理由まとめ

新卒で病院薬剤師をおすすめする理由
  1. 臨床を学べる
  2. 認定資格を取りやすい
  3. 価値観の合う同期が見つかる可能性が高い
  4. モチベーションを保ちやすい
  5. 処方元となる病院の内情を知ることができる
  6. 医師との距離感が近い
病院薬剤師

同期大事!
多職種だからこそ、
いろんな視点で話ができるから面白いです。

薬剤師はる

病院と薬局を経験した上で、病院勤務をおすすめする理由を書きました。
少しでも皆様の就職活動の参考になれば、
幸いです。

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